アンガーマネジメント

こんにちは。日本語教師ジョブスタッフです。

怒りを感じた時には6秒待つのがいいそうです。怒りは6秒を過ぎると下がっていくとか。本当なのか試したことがありますが、どうも私には合わないようで、怒りをこらえればこらえただけ、あとから沸々と沸き上がります。怒りがなくなるわけではなく、コントロールする一つの手段ですから、その場で爆発しないようにという意味では効くと言えば効くのかもしれません。

学生を叱ったことがありますか。私はあまり人に説教できるような人間ではないと思っているので、学生を叱るということに抵抗があります。しかし、叱ることを避けることができない場面も訪れます。叱り方にはかなり気を付けています。

なぜなら学生からの信頼を失ったり新たな火種を生みかねないからです。叱るべきなのか、そうでないのかという判断も難しいところだと思います。ただうるさいから、話を聞かないからと言って、一辺倒に叱ってしまっていいのか。どのくらいの熱量で叱るべきなのか。常に悩みます。私は叱ったことで授業が教師だけが話す場になってしまっても良くないと思うので、学生のやり取りの中で導入、練習できるような雰囲気が保てないほどだったら叱ることにしています。

学生との心理的な距離で叱り方を変えるのも大切です。例えば、来日したばかりの学生への叱り方と日本の生活に慣れてきた学生への叱り方は違います。来日して3か月くらいはできるだけシンプルにかつ明確に叱らなければ、相手に通じません。一方、日本の生活に慣れてくると、宿題をしなかったり、遅刻が多くなってくる学生が出てきます。そこで来日直後と同じ叱り方をしても、あまり効き目はありません。叱られることの免疫がついてしまっているのと、教師への甘え(この先生は優しいから大丈夫)などがあるからです。叱られるとどうなるのかとういうことがある程度予想できてしまうので、叱られているその場が過ぎればいいという考えになったり、「すみません」や「ごめんなさい」と謝ったりすればいいと勘違いしている学生もいます。そんな態度をとられると、叱る側の教師は悲しさや虚しさを感じてしまいます。そうならないためにはなぜ注意されたのか、叱られた点を直したら、自分にとってどういういいことがあるのかなど、具体的に相手が納得する話し方で時間をかけて説くことが必要になってきます。

お互いに信頼関係ができればできるほど、理不尽で道理の通っていない叱り方をすると学生は反発してしまうので注意しなければなりません。もちろん、学生を自分の好みで叱り分けるようなこともNGです。叱ることは教師の価値観や理念を押し付けるのではなく、日本での常識やルールがどうしてそうなのかを説明し、それに自分自身が合わせる必要があると学生に気づかせるような指導をしていかなければならないと思います。

叱ることも指導の一つ、教育の一つであるなら、感情に任せて叱ってしまってはいけないと思います。アンガーマネジメントはまず自分の心を落ち着かせて、相手にどのように話したらうまく伝わるのかを組み立てて話すためのブレーキだと思います。私にはまだまだこのブレーキをうまく使うための訓練が必要です。

 

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