こんにちは。日本語教師ジョブスタッフです。

留学生はどうやって日本でアルバイトを見つけているのでしょうか。友達の紹介、学校のアルバイト募集の掲示板など日本に来てから見つける学生が大半だと思いますが、最近は来日してすぐアルバイトが決まっている学生もいるようです。

つい先日、Facebookで外国人用国内アルバイト求人サイトの広告を見ました。

どうも私のFacebookの友達のネパール人たちがよく「いいね」を押しているなと思ったら、外国人専用のアルバイト求人サイトでした。N2/N3以上は○○円以上とJLPTが高時給の条件となっており、学生の日本語学習の動機付けに直結する求人情報の書き方をしてくれています。

他の求人サイトでもJLPTのN3以上などレベルでボーダーを引いて募集をかけているところもあります。中にはN3レベルで出前のアルバイトを募集していました。もし自分が外国で働くことを考えた時、出前なんてできない!と思いましたが、きっと今は地図アプリで働くシステムになっているでしょうから、N3でも大丈夫なのかもしれませんね。

また違う募集では、面接時間を「13時(12時50分に来てください)」と目に見えない日本の常識を可視化しているところもありました。

人材不足に苦しむ日本企業が留学生たちに注目し、以前より留学生たちはアルバイトを見つけやすくなっています。

しかし、日本語教師としてはよく思えない部分もあります。求人情報を見ると、やはり深夜の時給の高さが目を引きます。一週間のアルバイト時間が決められている学生にしてみればやはり深夜のアルバイトを選んでしまいます。

来日して間もない留学生たちにはまず初級の基礎となる部分を集中して学んでほしいものですが、早い段階から自分でアルバイトを探せるようになると、来日してすぐに仕事が見つかります。本来の目的よりまず、仕事へと優先順位が変わってしまい、結果として学生の授業態度に影響が出ることが多いからです。さらに言うなら、そもそもアルバイトが必要な学生を入れているということが問題になってくるのですが、話が広がってしまうので、ここまでということでご容赦ください。

とにかくこれからも留学生たちのアルバイト先は日本企業が募集をかけ続ける限りどんどん広がっていくのでしょう。