こんにちは。日本語教師ジョブスタッフです。
学生を知れば授業がうまくいく。学生に認めてもらえれば授業コントロールがしやすくなる。この、「認めてもらう」というのは、先生としてではなく、一人の人間として、受け入れてもらうという意味です。その時間は授業の中でも十分伝わります。
例えば
1. 出席を取るとき
一人一人の顔を見て挨拶をする。前日休んだ学生には「大丈夫?」と一言声をかける。
2. 指名する時
全員にあたるように意識する。ただ座席順にあてるのではなく、時々ランダムにあてて、学生の意識をこちらへ向かせる。
3. 元気がない学生、寝ている学生にたいして
根気よく声かけを行う。あきらめないという教師側のサインが大切。
4. 知りたいオーラ全開
教師が学生のことを知りたいと思っているサインを導入や練習、発表のあらゆる場面で出す。
5. 学生の気持ちを理解する
「漢字難しい。日本語の勉強が大変。」弱音や不満を言ってきた時には同調はしないが、「そうですか。でも頑張っていることを知っているよ。すごいですね。」と相手を理解し、これからもっと頑張れるような前向きな雰囲気の会話に変える。
だいたいこの5つをさりげなく入れていると、学生は自分たちのことを気にかけてくれている。興味を持ってくれている。と学生の方から自然に寄ってきます。学生に媚びを売る授業をするということではありません。ご機嫌を取るのではなく、勉強する意欲を高めるためのファクターの一つに自分自身がなる工夫をするということです。