こんにちは。日本語教師ジョブスタッフです。
クリスマスやお正月、冬のこれからのイベントにわくわくするのはなにも学生だけではありません。教師もまた、イベントを通して学生とふれあい、休日にゆっくり羽を伸ばします。
とはいっても、進学指導の先生方はまだまだほっとできないのがこの時期。研究計画書や志望理由書の指導が津波のように押し寄せてきます。滑り込み学生が「願書、今日の17時まで!」と書類片手にやってくることもあるかもしれません。なんでこうギリギリになる前にやっておかないのか、なぜこう、唐突に思い立ったように行動を起こすのか。学生と四六時中一緒にいるわけではないので、彼らの行動が読めません。
進学指導経験はないことはないですが、ほぼゼロと言っていいほどの私。それでも読んだことがある学生の進学指導に参考にした本をご紹介します。
「実践研究計画作成法 情報収集からプレゼンテーションまで」独立行政法人日本学生支援機構(著)
それと志望理由書の書き方ですが、これは通勤時間、インターネットでいろいろな志望理由の書き方を読みあさりました。
志望理由のポイントなどインターネットを読めば日本人なら何となく書けるもの。しかし注意することは受験するのは自分ではなく学生だということです。学生が書いた志望理由書をどこまでチェック、指導するのかが難しいです。面接で学生が話せないような内容になっていないか、学生の気持ちが上手く表現されているか、その学生のらしさが感じられるかなど、気を付けなければなりません。理想は、誤字脱字や文法的なちょっとした修正でチェック完了となればいいですよね。
そうでなければ志望理由となる要素を学生から日本語で引き出す作業も業務として出てきます。面談の時間を使ってされている先生方も多いのではないでしょうか。進学指導の話をするのに前もって教師が知っておかなければならないのは、受験の時期と流れです。研究計画書は1日2日でできるわけがないですし、JLPTを受けた学生とそうでない学生で受験資格の有無に関わってくるなんて調べて実際に動いてみなければわからないことも多いです。
さらにもっと根本的なこと、例えば、専門学校と大学の違いや経営学部と経済学部の違いなどもいろいろ説明できるように確認しておくといいと思います。私は留学試験の受験項目(文系?理系?)と内容も知らなかったので、確認することだらけの日々でした。