2019年4月期に向けた採用情勢
日本国内の日本語学校の教員の採用情勢、この4月に向けた情勢は
①3月に卒業する学生が多いため4月は最も学生数が少なくなる時期であることから例年この時期は最も求人が少ない時期であること
②留学ビザの交付が芳しくなかった学校が多かったこと
から、ここ数年で最も求人が冷え込んだように思います。
ただ弊社で話を聞いている限り7月から専任非常勤共に募集をかけたいという学校さんは多いです。
日本語学校が早めに採用活動を行えない理由
7月期に向けた求人が増えるのは、7月生のビザ交付結果が出た後の5月下旬からです。
求職者の方から見ると、もっと早く採用活動に向けて動けないのかというのはあると思います。
この辺の事情を説明しますと、7月生の留学ビザを申請するのは毎年3月末です。ちなみに4月生のビザを申請するのは前年の12月末。日本の年度替わりは4月ですね。
入国管理局、現在は出入国在留管理庁も当然人事異動があります。
つまり4月生の審査をする入管と、7月生の審査をする入管は年度替わりにより方針が大きく異なる可能性があるということです。
人事異動により方針等が最も変わる可能性があるのが実は7月生であるという考え方が日本語学校業界ではあると思います。
4月生が結構ビザ下りたから7月生もある程度大丈夫だろうと早めに採用に向けて動くと、7月生で突然ビザが全く下りなくなるということも起こり得ます。結果採用した方に迷惑をかけてしまう可能性があるため動きにくいのがこの業界なのです。